TRI-SCHOOL

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「難しい」とか「解らない」と思われがちな現代美術。
実際にもホントに難しいです。
なぜなら、美術を観るためには少しばかりの基礎知識と心構えがいるからです。
しかし、その知識をひとりで調べるのは大変。

そこでトリ・スクールでは、展覧会カタログを参照しながら、
初めての人でも分かるようにゆっくり美術史や各種ムーブメントについてお話をします。
ちゃんと観る練習し鑑賞力を上げれば、現代美術も解らないものじゃない。
それどころかあちこちの美術館に遊びに行くのが楽しみにかわります。
美術家でライターでもある学長岡山が図録を抱えて毎月のテーマを決め、開校いたします。
あの手この手を使って現代美術の魅力と謎を教える情熱のレクチャーです。

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岡山 拓
1973年兵庫県生まれ。
京都の美術大学で陶芸を学んだ後、美術家として活動を開始。

やきものでロボットをつくるユニットTKO.co.,ltd. や作品を的におもちゃの銃で射的をして破壊体験ができる参加型インスタレーション「POPGUN」など、関西のギャラリーを中心に個展多数。
京阪神のカフェで現代美術を一年かけて教える「tri-school」を2001 年から主催。
不定期で大阪肥後橋の書店calo にて「OL のための現代美術講座」を開講。制作活動のみならず教育普及にも熱心に取り組む。
また、関西の女性誌SAVVY、エルマガのアートコーナーで連載をもつなど活動は多岐にわたる。

美術を楽しむことは、多くの方々が趣味としてもっています。
しかし、現代美術となると「難しい」とか「不親切」と言われ敬遠されがちです。
そんな美術ともっと幅広く関わるためには知識と実践が必要ですが、残念ながらその機会が充実しているとは言えません。
そこで微力ながらも美術の楽しさを知ってもらいたいと考え2001 年から現代美術の学校トリ・スクールを企画しました。
現代美術のことを少し専門的に紹介しますが、用語には解説を入れて高校生でも分かるように展覧会カタログをのぞき込みながらレクチャーします。
雰囲気としては美術話で盛り上がる、週末のお茶会とでも言いましょうか、気取った感じではなく美術を好きになるきっかけづくりができればいいと考えています。
これまでの受講者の多くが20 代後半の仕事を持つ女性たちでした。
今後はもっと幅広い方々と美術のお話ができるといいなと考えています。